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塗装工事の塗料飛散トラブル

2017年5月2日

塗装工事をする場合、気になるのがお隣やご近所への塗料の飛散。

今の時代、新築の場合では外壁に模様をつけるため「吹き付け塗装」をする場合もありますが、塗り替えの場合はほぼローラーや刷毛での塗装が標準です。

その場合での工事については、吹き付けより断然に塗料の飛散の可能性が少なくなりますが、それも絶対ではありません。
ローラーの塗装についても、塗料の飛散は十分起こっています。

ただ吹き付けより飛散する塗料の量が少ないだけで、少なからず飛び散っていることには変わり有りません。

そういうことを踏まえ、ほとんどの塗装業者さんでは強風時の作業は中止する場合が多くなります。

特に現場周辺に塗料飛散を起こしてましうのは外壁塗装ではなく屋根塗装の方です。

より高ければ高いほど、そして風があるほど遠方に塗料が飛んで行ってしまいます。

下の写真では、会員業者さんが行った現場の近くで別の業者さんが事故を起こしてしまった現場の様子です。

このように手前が屋根で隣が駐車場です。

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風が強い時にローラー塗装でさえ、駐車場に止めてある車に塗料が飛んでしまうのも容易にイメージが付くと思います。

ご近所の場合は車専用カバーを掛けることも許可をもらってできると思いますが、今回の事例のように隣がコインパーキングなどの場合は、勝手に車にカーカバーを掛けるにはいかない状況の時もあるかと思います。

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ほとんどの塗装業者さんは、ペンキが付いた時のための保険に入っています。

ただそれも含め「強風時は塗装しない」、「車の専用カバーを掛ける」、「極力吹き付けはしない」という、業者さんにすれば基本的なことでも、実際に事故は起こっているので、施工品質のことだけでなくこういう万一のことの説明を受けておくことをお勧めします。