塗り分けが必要な場所の塗装
これも多くの見積もりには入っていない作業項目です。
色の違いや、材質の違いなど、塗料をしっかりと使い分けて塗ることが重要です。
色違いによる塗り分け
塗装は使う色が多ければ、それだけの分の刷毛やローラー、塗料の入れ物(下げ缶)も使います。
施工に対しては、外壁の中で鉄部や木部が散らばっていたり、一階と2階で色を塗り分けるということもあります。
木部、鉄部など材質の違いによる塗り分け
また溶剤・水性、一液と二液などの塗料種類の違い、木部用・鉄部用などの素材に対する使い分けの違いでも、それだけの材料と道具が必要になり作業量も異なってきます。
塗装業者にとって塗り分けが少ない工事は、塗りやすく手間も掛かりませんが、性能的な問題や、外観的にはメリハリのない単純な色づかいとなってしまう恐れもあります。
塗り分けは塗装にはつきもので基本的な作業ですが、この違いを知っておくことで、品質の差が少しでも見極められるのではないかと思います。