業者の種類と特徴

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塗装業者の種類と特徴

塗装業者と言ってもその定義はとても幅広く、起業して営業するためには資格や免許が不要なため、業界への参入障壁はとても低く、塗装専門といっても様々な形態の業者が存在します。

そこで、簡単に大きく2つに分けることで比較していきます。

非職人創業の会社 主に営業出身者やIT関連業者が創業した業者。

職人創業の会社 塗装の職人が創業した業者。

では、この2つの業者にはそれぞれどういった特徴があるでしょうか?

業者ごとの特徴を比較してみましょう。

1.非職人創業の会社

創業者に実務経験がないものの営業を得意とする業者。 特にインターネットでの営業力やアピール能力に長けていることから消費者の信頼性を得られやすい。 塗装業界の中では契約率も圧倒的に高い一方で、現場で作業する職人とのスキルや技術共有が困難のため工事品質に欠ける場合が多い。

訪問販売業者

訪問販売による営業手法で契約をとることを主とした業者です。 近年ではその営業力を生かしホームページで宣伝することも多くなっています。 主に以下のような業者が存在します。

リフォーム業者

塗装専門に特化してはいませんが、リフォームという形で幅広く業務を扱っている業者です。

塗装専門代理店

インターネットでの営業力を生かして展開している塗装を専門とする業者です。  

メリット

・詳しい調査診断。
営業力と提案力を生かし詳細な診断書や調査報告書を提出してくれる。

デメリット

・工事品質が悪い。
代表者が現場で作業する職人との技術的共有ができないことが多く、工事品質を確保するために必要な材料や工事期間を十分にとることが非常に困難。 塗装代理店の場合、組織規模的に職人以外の人員に多く経費が費やされる結果、現場へのコストカットが大きく工事品質に影響が出ることが非常に多い。 工事品質を確保いるためには相場より工事費用が高額になる。 訪問販売では塗装の実務経験とは関係のない民間資格や施工管理技士、ISO認証などを提示し正確な業者選びの妨げになっている。

2.職人創業の会社

塗装の職人が創業した会社。職人創業者が塗装専門の国家資格・一級塗装技能士資格の所有で判断できる。 自己アピール力や営業能力に欠けるため、消費者が目に触れる機会が非常に少なく、その多くは非職人創業会社の丸投げ的な下請け業者として作業する場合がほとんど。

メリット

・工事品質が良い。
創業者自身が職人のため工事品質の管理や技術的欲求が強く、非職人創業とは異なり現場コストの重視に伴った高い工事品質を確保できる。

デメリット

・提案力が欠如。
わかりやすく詳細な調査診断書などの作成や提案力に欠けるため、事前の工事内容が把握しにくい。