塗るのが細かく大変な場所の塗装
ローラーで塗れる場所と違い、刷毛で細かく地道に塗る場所は手間が掛かります。
ローラーで一気に塗れる場所もあれば、刷毛でなければ塗料が行き渡らない場所もあります。しかもしっかりと十分な塗料を行き渡らせるには、細かい作業が必要です。
スレート屋根
スレート屋根は、ローラーだけで大部分の塗装ができるコロニアル屋根に対して、大部分を刷毛で塗らなければならないアーバニーという種類の屋根があります。
スレートの1枚1枚の間が広いので、その隙間は刷毛でなければ十分に塗ることができない場所です。
格子や濡れ縁、雨戸など
細かく手間がかかる代表選手です。
1本1本塗る必要があります。
格子の隙間から刷毛を入れて塗るため非常に手間がかかる作業のひとつです。
一般の塗装において一番多いのが雨戸です。
とおなじ面積の外壁を塗る場合、雨戸はその約3倍ほじの作業量が必要です。
とおなじ面積の外壁を塗る場合、雨戸はその約3倍ほじの作業量が必要です。
ガラリ状の戸袋やウッドデッキなどは、木製になると塗料の吸い込みも増すため、それ以上にに手間が掛かります。
玄関まわり
玄関まわりはガラスがはめ込まれている場合、ガラスにつかないような細かい作業や養生も必要で、デザイン性を追求するために細かく入り組んだ作りになっていることも多くあります。
ローラーで塗るより刷毛で塗る細かい作業が多くなります。
軒天井
一般的には軒天には平らでフラットなベニヤやケイカル板を使っていますが、築年数が経過した家の中には、仕切られたような形になっていて刷毛とローラーをそれぞれ使い分けしなければ塗れない場所もあります。